みなさまは、日常的に乳酸菌製品を口にしておられますか?
乳酸菌にはさまざまな健康効果があり、実はダイエット治療にとても多くのメリットを有する健康食品なんですね
乳酸菌自体には直接的に体重を減らす効果はありませんが、腸内環境を整えることで、ダイエットをサポートする効果が期待されています。本稿では、乳酸菌がダイエットにどのように役立つかを解説します
☆乳酸菌の健康効果
1. 腸内環境の改善
乳酸菌は「善玉菌」の一種で、腸内のバランスを整える働きがあります。腸内環境が良くなると、便通が改善し、便秘が解消されやすくなります。便秘が解消されると体の代謝も良くなり、老廃物が体内に溜まりにくくなるため、体がすっきりとした状態を保ちやすくなります
2. 脂肪の吸収抑制
一部の乳酸菌には、脂肪の吸収を抑える働きがあるとされています。特に「ビフィズス菌」や「ラクトバチルス・ガセリ菌」などは、脂肪細胞の増加を抑制する効果があるといわれ、内臓脂肪の減少にもつながる可能性が示唆されています
3. 代謝の促進
乳酸菌が腸内で働くことにより、代謝が活性化されることがあります。腸内細菌が活性化すると、短鎖脂肪酸という物質が生成され、これが脂肪の分解やエネルギー消費を助けるため、基礎代謝が上がりやすくなります
4. 食欲の抑制
乳酸菌によって腸内で生成される短鎖脂肪酸は、食欲を調整するホルモン(GLP-1など)の分泌を促進するとされています。これにより、食欲を自然に抑え、食べ過ぎを防ぐ効果が期待できます
5. 脂質代謝の改善
乳酸菌は、腸内での脂質代謝を助ける働きもあります。特に「ラクトバチルス・プランタラム」などの乳酸菌が脂質代謝に関与しているとされ、体内の脂質の分解・排出が促されることで、脂肪の蓄積を抑える効果が期待されています
☆乳酸菌を含む食品
乳酸菌はヨーグルト、キムチ、味噌、納豆などの発酵食品に多く含まれています。これらを日常的に摂取することで、腸内環境を整え、ダイエットのサポートにつながるでしょう。また、乳酸菌のサプリメントも多く市販されているため、食生活に合わせて活用できます
いかがでしょうか?
日常的に乳酸菌などの善玉菌を取り入れることで腸内環境が改善して、上記のようなさまざまな健康効果を享受することができます
本邦には古来からお味噌や納豆などさまざまな発酵食品が存在しており、今日ではヨーグルトなどの製品も多く存在します。かかりつけのダイエット治療医と話し合いながら、自分に合った腸内環境改善の方法を見つけましょう