院長のコラム

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“シャトレーゼ”の罪とは?

“シャトレーゼ”というチェーン店があります。 さまざまなスウィーツを販売しているお店です。 当院の患者さんの口からも多く耳にする名前ですね・・・。 近年、アンチエイジング医療が脚光をあびつつありますが、 基本的に、アンチエイジング(抗老化治...
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ダイエット治療は、究極のアンチエイジング!?

日々、肥満患者さんを診療していますと、常に“糖質制限バトル”が勃発します。 まさに、“糖質は麻薬”です。痩せるためには、いかに糖質摂取を制限するか! 摂らないわけで無く、制限すれば良いだけです。 今回は、この“糖質制限”が実はアンチエイジン...
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“重曹”と“クエン酸”を飲んで、ガンを治しませんか?

“重曹(炭酸水素ナトリウム)”と“クエン酸”の抗がん作用について文献をもとにお話しします。 重曹(sodium bicarbonate)とクエン酸(citric acid)は、どちらもドラッグストアなどで簡単に入手できる身近な薬品ですが、が...
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植物の緑は、人を癒やす効果があります

ワタシのクリニックではお気に入りの観葉植物を迎えて、心地良い空間を造っています。 ふと、“どうして、植物の緑に癒やされるんだろうか?”という疑問が浮かんで、調べてみました。 植物の緑色が目や心を癒やす理由は、主に進化生物学、視覚生理学、心理...
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“糖質制限+脂(あぶら)をタップリ摂る”と、痩せる?

ダイエット治療に通院している患者さんから多く頂くご質問の一つに、「脂(あぶら)を摂ると太りますか?」というテーマです。 結論から申しますと、答えは「ノー」です。 むしろ、糖質制限をしつつ良質な脂を積極的に摂取すれば、確実に“痩せる”ことがで...
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“高濃度ビタミンC点滴療法”の抗がん効果について、解説します

みなさんは“高濃度ビタミンC点滴療法”をご存じでしょうか? 当院でも導入している治療法で、近年世界中で脚光を浴びつつあります。 高濃度ビタミンC点滴療法(High-Dose Intravenous Vitamin C: IVC)は、ビタミン...
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“糖質ゼロ”でも、飲酒するとなぜ太る?

当院で治療している患者さんによく聞かれる質問に、 「なぜ、糖質ゼロのビールを飲んでいるのに太るんですか?」があります。 本稿では、“糖質ゼロ”でもアルコールを摂取することで太ってしまうメカニズムについて解説します。 アルコール自体は「空のカ...
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“ビタミンC”って、スゴイ!?

秋が深まってきますと、蜜柑やレモンなどの柑橘類が店頭に並んで参りますよね ワタシは酸っぱい果物が大好きですが、この酸っぱさの源はビタミンCやクエン酸です。 そして、このビタミンC(アスコルビン酸)は、健康維持に重要な役割を果たす水溶性ビタミ...
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“肥満”は、「恐ろしい病気や寝たきり」の入り口?

慶應義塾大学病院サイトより引用 上記はワタシが日々、肥満の患者さんへダイエット治療する際に繰り返し提示している図です。 特に、40歳以上の患者様には念入りに説明していますし、ことの重大さと深刻さに共感していただいた患者さんはより一層、生活習...
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“お茶のカテキン”って、実はダイエット効果がある?

ワタシは50歳を過ぎた頃から、緑茶やお抹茶を毎日飲むようになりました。そのせいか、便通や体調が良くなり、カラダもスリムになることができました。 お茶の中にはカテキンという物質が含まれていて、このカテキンは主に緑茶に含まれるポリフェノールの一...
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日本に古来より存在する“麹菌”のダイエット効果とは?

古来より日本では、お酒やお味噌、お醤油等など、さまざまな食品や調味料などの製造においてこの麹菌が活用されてきました。 麹菌(こうじきん、Aspergillus oryzae)は、主に日本の発酵食品(味噌、醤油、酒、甘酒など)の製造に使われる...
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診療中のBGMは、お気に入りの・・・

みなさんは、 病院の診察室のBGMは何が良いとお思いでしょうか? ワタシは、診察室のBGMは 大好きなジャズを聴きながら 患者さんと過ごしています 以前にもお話ししたかもしれませんが 今回のクリニックのコンセプトとして “街のジャズ喫茶のよ...
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ビタミンCのダイエット効果とは?

ビタミンCは近年では美容だけでなく、健康やダイエットに有効であることが分かってきました。 本稿では、このビタミンCのダイエット効果について解説したいと思います。 脂肪代謝のサポートビタミンCは、カルニチンの合成に関与します。カルニチンは脂肪...
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“糖質の摂りすぎ”が、肥満の原因です

みなさんは、“肥満の原因”は何だとお考えですか? “脂質(あぶら)の摂りすぎ”だと勘違いしていませんか? 実は、肥満の原因は“脂質の摂りすぎ”ではなく、“糖質の摂りすぎ”が原因です。 では、“糖質”とは何でしょうか? 糖質は、主に炭水化物(...
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“血中のコレステロール値”を下げると、逆に不健康になります!

みなさんは、“職場の健診(健康診断)”や“人間ドック”などで、「コレステロールが高いから、病院を受診しなさい」と言われたことがあると思います。 でも、実は近年ではそれが大きな間違いであることが指摘されてきています。 コレステロールは人体で重...
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ダイエット治療中に必要な糖質制限の実例を紹介します

ダイエット治療中で最も重要なのは“糖質制限”です。 そしてこの“糖質制限”の主たる目的は、糖質(炭水化物を含む)の摂取を抑えることで余剰糖質からインスリンの作用で増加する中性脂肪(体脂肪)を減らし、結果的に体重が減り痩せることができます。 ...
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ダイエットに効果的な食物繊維の摂り方とは?

効率的にダイエットするために食物繊維を効果的に摂る方法を以下にまとめます。食物繊維は満腹感を持続させ、腸内環境を整え、血糖値の急上昇を抑えることでダイエットをサポートします。1. 食物繊維の種類と役割を理解する 水溶性食物繊維(例:オオバコ...
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糖質の摂りすぎは、肥満だけでなく“老化”の原因になります!!

当院でのダイエット治療において、“糖質制限”は必須のアイテムです。 そして、近年の研究により糖質の過剰摂取は肥満だけでなく“老化”の原因にもなることがわかってきました。 本稿では、「なぜ、糖質を摂りすぎると老ける(老化する)のか?」について...
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ダイエットに必要な“糖質制限”って、具体的に何を制限すればいいですか?

ダイエット治療に“糖質制限”は必要不可欠です。 では、この“糖質制限”では、具体的に何を制限すれば良いのか? 具体的に制限するべき糖質は簡単に言えば、1.炭水化物(穀類:お米、小麦、麦、芋類 など及びその加工品) 2.砂糖などの糖類 3.果...
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人はナゼ、太る(肥満る)のか?

ダイエット治療医として日々診療していて、ふっと考えることがあります。 そもそも、「ナゼ、人は太る(肥満る)んだろうか?」と・・・ そこで、本稿では、人が太る理由について少し考えてみたいと思います。よろしければお付き合いください。 1. 生物...
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MJHA(Make Japan Health Again)を達成したくて

ダイエット治療医として第二の人生を歩み始めて1年以上が経ちました 脳卒中を専門とするリハビリテーション専門医が、なぜ“ダイエット治療医”になったのか? それは、この世から“脳卒中後遺症”で苦しむ多くの方々を救いたい そんな一心だったような気...
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なぜ、糖質を摂り過ぎると肥満するのか?

肥満の原因は“糖質の摂り過ぎ”です。脂肪の摂りすぎは肥満の原因では無く、むしろ良質な脂質(不飽和脂肪酸 など)を摂取するとむしろ痩せることが近年の医学研究で分かっています。 本稿では、なぜ“糖質の過剰摂取は肥満の原因になるのか? 糖質とは何...
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なぜ、“ダイエット治療”と“糖質制限”はセットなのか?

ダイエット治療における“糖質制限”は、科学的根拠に基き治療行為として重要視されています。 本稿では、ダイエット治療におけるこの“糖質制限”の意義について解説します。 1. 糖質制限のメカニズム 糖質(炭水化物)は体内でブドウ糖に分解され、エ...
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医療ダイエット治療とリハビリテーション医学の共通点とは?

ワタシは医師になり30年以上、国家・学術団体に認定された“リハビリテーション専門医”として、脳卒中を中心として様々な疾病や障害(しょうがい)に対する治療に携わってまいりました。 そして現在は、ダイエット治療医として多くの肥満でお困りの方々(...
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なぜ、“スティムシュア治療”で、“寝ているだけで楽に”体脂肪が減少して痩せることができるのか?

当院で導入している“スティムシュア(StimSure)”は、電磁パルス筋線維刺激(EMS: Electromagnetic Muscle Stimulation)技術を用いた非侵襲的な筋力増強・全身の体脂肪減少デバイスです。 この装置は、強...
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“こころ”と“からだ”の健康を訴求してこそ、真の医療

「病(やまい)は気(き)から」 このような言葉は、古来より日本には根付いています。 明治以降、西洋医学が中心の時代に入って以降、“臓器別”の科学的な医学・医療こそが真の医学・医療であり、江戸以前の医学・医療・精神世界(スピリチュアル)はあや...
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GLP-1作動薬をダイエットに使っては絶対にダメ!!

GLP-1作動薬(例:リベルサス、オゼンピック、ウゴービ、マンジャロなど)は、内因性インスリン分泌能が低下した2型糖尿病患者の治療に使用される薬剤ですが、一部で不適切な使用(ダイエット目的)が社会問題になっています。 本稿では、ナゼ、このG...
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脂肪細胞には、ダイエットで“減りやすい細胞”と“減りにくい細胞”がある?

ダイエット治療において、脂肪細胞の種類や分布によって減りやすさに違いがあります。 本稿では、脂肪細胞の種類や存在する部位によって違いを解説します。 1. 脂肪細胞の種類と特徴脂肪細胞には主に以下の2種類があります: 白色脂肪細胞:エネルギー...
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炭水化物食品の“GI値”と“肥満”の関連性について

みなさんは、GI値(グリセミック・インデックス、Glycemic Index)という言葉はご存じですか? GI値とは、食品が血糖値をどれだけ速く、どれだけ高く上昇させるかを示す指標です。基準となるグルコース(GI値100)と比較し、値が低い...
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ダイエット治療において、“糖質制限”と“断酒(アルコール制限)”はナゼ必要なのか?

当院では、ダイエット治療を開始した全患者様に対して、“糖質制限”と、常習的に飲酒をされる方に対しては“断酒(アルコール制限)”を徹底していただきます。 本稿では、ダイエット治療における“糖質制限”と“アルコール制限”の意義を、簡潔かつ分かり...
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ダイエット治療で“アンチエイジング”!?

医療ダイエット治療はタダ単に“痩せて美しくなる”だけでなく、“アンチエイジング(抗老化)作用”があると位置づけられています。 この度、順天堂大学医学部の研究グループは下記の研究結果を発表し、この理論を証拠づける画期的なエビデンスを提示しまし...
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“糖質”を摂取すると、脂肪細胞が増えてしまう?

糖が「新しい脂肪細胞をつくるスイッチ」になる仕組みを解明―脂肪のつき方を決める鍵となる酵素を同定― 東北大学医学系研究科分子代謝生理学分野 教授 酒井寿郎 糖質摂取がエピゲノム修飾酵素JMJD1A(注3・4)を活性化し、エピゲノム(注5)を...
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ビオスリーHi錠は、健康とダイエットの味方?

ビオスリーHi錠は、3種類の生きた活性菌(酪酸菌、乳酸菌、糖化菌)を配合した**整腸剤(指定医薬部外品)**です。直接的に「痩せる薬」ではありませんが、腸内環境を整えることで、間接的に健康やダイエットをサポートする効果が期待できます。 当院...
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酪酸菌(らくさんきん)で、健康的にダイエットしませんか?

国立長寿医療研究センターより引用 酪酸菌(らくさんきん)をご存じでしょうか? 酪酸菌を摂取して腸内に保有することで、様々な健康効果が期待できます。 酪酸菌の主な健康効果 腸内フローラのバランス改善 酪酸の産生: 酪酸菌は、腸内で食物繊維など...
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脂(あぶら)を適切に摂取して、美しくダイエットしませんか?

ダイエットに効果的な栄養摂取方法は、“糖質制限・アルコール制限+良質な脂質摂取・タンパク質摂取”です。特に脂質の摂取は、「どのような種類の脂質を、いつ、どれくらい摂るか」が非常に重要です。 本稿では、ダイエットに有効な脂質とその摂取方法につ...
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海水から作った“天然の塩”を摂って、健康と美をゲットしませんか?

母なる海の海水から作られた“天然塩”が健康やダイエットに効果的とされる理由は、主にその豊富なミネラル含有量と、それが私たちの体の機能に与える良い影響にあります。 精製された食塩とは異なり、天然塩はミネラルが損なわれずに残っているため、より多...
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スティムシュアでミトコンドリアを強化して、じゃんじゃん脂肪を燃やしましょう!

ミトコンドリアの機能強化はダイエット、特に脂肪燃焼において非常に重要な役割を果たします。 ミトコンドリアは私たちの体中の細胞に存在する「エネルギー工場」であり、脂肪を燃焼してエネルギーを生み出す主要な場所だからです。 本稿では、ミトコンドリ...
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実は、コレステロールは下げたはダメ?!

コレステロール値は、下げすぎるとさまざまな健康被害を引き起こすことが近年の研究で分かって参りました。特に、コレステロールが低すぎると、発がん率の上昇や老化の進行に関連する可能性が指摘されています。 本稿では、コレステロールの役割と下げすぎる...
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“腸内フローラ”と健康やダイエットについて

みなさんは“腸内フローラ”ということばをご存じでしょうか? この“腸内フローラ”は、私たちの腸内に生息する100兆個以上もの細菌の集まりのことです。これらの細菌がバランス良く存在している様子が花畑(フローラ)のように見えることから、こう呼ば...
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夏場の“水太り”の原因を解説します

夏に水分を摂り過ぎると太ってしまうと感じる現象は、主に**むくみ(浮腫)**が原因であることが多いです。 厳密には「体脂肪が増える=太る」わけではありませんが、体重が増加し、見た目にも太って見えるため、そう感じやすいのです。 本稿では、いわ...