肥満だと、ナニが怖いの?

そもそも太っているとナニがいけないのでしょうかね?

以下に、肥満によって引き起こされるさまざまな疾病群を挙げていきますねウインク

1. 糖尿病(特に2型糖尿病): 肥満はインスリン抵抗性を引き起こしやすく、これが2型糖尿病の発症リスクを高めます

2. 心血管疾患: 高血圧、動脈硬化、冠動脈疾患、心筋梗塞など、心血管系の病気のリスクが増加します

3. 脳卒中: 肥満により高血圧や動脈硬化が進行し、これが脳卒中のリスクを高めます

4. 脂肪肝疾患: 肥満は非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)や非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)のリスクを高めます。近年の研究では、ウィルス性肝炎の既往がないのに肝硬変になる“非ウィルス性肝硬変”が増加傾向にあるようです

5. 呼吸器疾患: 睡眠時無呼吸症候群や喘息など、呼吸器系の問題が増える可能性があります。特に、睡眠時無呼吸症候群は脳卒中との関連性も高く、注意が必要です

6. 消化器系の問題: 胆石や逆流性食道炎、消化性潰瘍などのリスクが高まります。特に、40歳以上の肥満の方で、ダイエット目的でGLP-1作動薬(リベルサス など)を飲んだりすると、急性膵炎や急性胆嚢炎を起こしやすく死に至るケースがあるので、注意が必要です

7. がん: 肥満は、特定の種類のがん(大腸がん、乳がん、子宮がん、肝臓がん、腎臓がんなど)のリスクを増加させるとされています。また、これらは食生活/習慣の欧米化が影響していることが示唆されます

8. 関節疾患: 関節に過剰な負荷がかかるため、変形性関節症(特に膝や腰)などのリスクが高まります。

9. 精神的健康問題: 肥満はうつ病や不安障害、自己評価の低下などの精神的健康問題と関連することがあります

以上のように、肥満は単なる“太っている”状態を指すだけでなく、さまざまな疾病の予備軍であることを示しています

医療ダイエットとは、これらを未然に防ぐための予防医療/予防医学であるべきではないでしょうか?

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