断食やケトジェニックダイエットのデメリットはなに?

巷で話題になっているケトジェニックダイエットや断食道場がいかに危険かを開設しますねニコニコ

断食やケトジェニックダイエット(ケトダイエット)は、体重減少や健康改善を目的とする手法として人気がありますが、それぞれにデメリットやリスクが伴います

1. 断食(ファスティング)のデメリット
– 栄養不足のリスク
断食中は食事摂取が制限されるため、特定のビタミンやミネラルが不足するリスクがあります。特に長期間の断食では、栄養失調や電解質のバランスが崩れる可能性が高まり、体調不良や倦怠感を引き起こすことがあります

– 筋肉の減少
断食によって体重は減少しますが、その一部は筋肉が分解されることによる減少です。特にタンパク質が不足すると、筋肉の維持が難しくなり、代謝が低下し、リバウンドのリスクが高まる可能性があります

– 血糖値の不安定さ
断食中は食事摂取がないため、血糖値が急激に下がることがあります。これがめまい、疲労感、集中力の低下を引き起こす原因となることがあります。特に糖尿病患者にとって、急激な血糖値の変動は危険です

– 摂食障害のリスク
断食は、過度に行うと摂食障害を引き起こすリスクがあります。断食後に過食に走ったり、食べることへの恐怖心が生じることがあり、これが精神的なストレスや不健康な食習慣につながる可能性があります

– ホルモンバランスの乱れ
長期にわたる断食は、特に女性においてホルモンバランスを乱すことがあり、月経不順や不妊などのリスクが高まる可能性があります

 2. ケトジェニックダイエットのデメリット
– 栄養の偏り
ケトジェニックダイエットは高脂肪、低炭水化物の食事を基本とするため、野菜や果物、全粒穀物などに含まれる食物繊維やビタミン、ミネラルが不足することがあります。このため、便秘や消化不良が起こりやすくなります

– ケトフルー(Keto Flu)
ケトダイエットを始めた初期に「ケトフルー」と呼ばれる症状が現れることがあります。これには、頭痛、倦怠感、イライラ、集中力の低下、吐き気、筋肉痛などが含まれ、体が炭水化物から脂肪をエネルギー源に切り替える過程で起こります

– 持続性の難しさ
ケトジェニックダイエットは、非常に厳しい食事制限が必要です。炭水化物を極端に制限し、主に脂肪とタンパク質からカロリーを摂取するため、長期間続けるのが難しいと感じる人が多いです。また、炭水化物を再び摂取すると、体重が元に戻るリバウンドのリスクもあります

– 心血管リスク
ケトダイエットは高脂肪食が中心となるため、飽和脂肪酸やコレステロールの摂取量が増える傾向があります。これが長期的には心血管疾患のリスクを高める可能性があります。特に、健康的な脂肪(オリーブオイルやナッツ類など)を意識的に選ばないと、悪影響が出ることがあります

– 腎臓や肝臓への負担
ケトジェニックダイエットでは、脂肪とタンパク質の摂取が増えるため、腎臓や肝臓に負担がかかる可能性があります。特に腎臓疾患のリスクがある人や既に肝臓に問題がある人にとっては、このダイエットは適切ではないかもしれません

– 社会的・心理的な影響
ケトダイエットは、外食や食事の選択肢が限られやすく、食事の楽しみが減ることがあります。また、他の人と一緒に食事をする際に制限が厳しいため、社会的な場でのストレスが増えることもあります

いかがでしょう?

断食やケトジェニックダイエットには多少は効果はあるかもしれませんが、あまりに極端過ぎるアプローチ方法で、さまざまな医学的リスクをはらみますショボーン

できれば、ダイエットに取り組む際は、われわれダイエット治療医と二人三脚でいろいろと情報共有しなから進めるべきであると考えます

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