肥満と心筋梗塞の関連性について

突然ですが、ダイエット治療は何のためにすると思いますか?

もちろん、美しいボディラインを手に入れて幸せな人生を謳歌することがゴールの方もおられますよね

でも、このような容姿の変化だけでなく、時にはダイエット治療することにより生命の危機を回避することが可能になる場合がございます

その一つに“心筋梗塞”や“脳梗塞”がありますが、肥満とこれらには強い関連性がありますので、以下に解説します

1. 動脈硬化の進行
肥満の人は血液中のコレステロールや中性脂肪が増えやすく、これが血管壁にプラーク(脂肪の塊)として蓄積され、動脈硬化を引き起こします。動脈硬化は血管を狭くし、血流を阻害します。特に冠動脈に動脈硬化が進行すると、心臓への血流が減少し、心筋梗塞が発生するリスクが高まります

2. 高血圧との関連
肥満は高血圧のリスクを大幅に高めます。体重が増えると、血液量が増加し、心臓や血管にかかる負担が増します。高血圧は心筋梗塞の主要なリスク因子であり、肥満がこれを悪化させることで、心臓発作のリスクも増大します

3. 糖尿病とインスリン抵抗性
肥満はインスリン抵抗性を引き起こしやすく、これが2型糖尿病の原因になります。糖尿病の人は、動脈硬化や血管障害を引き起こしやすいため、心筋梗塞のリスクが顕著に増加します。特に内臓脂肪が多い人はインスリン抵抗性が高まりやすく、心血管疾患の発症リスクが増します

4. 脂質異常症(高コレステロール)
肥満の人は、血中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)や中性脂肪が増加し、HDLコレステロール(善玉コレステロール)が減少する傾向があります。これにより、動脈硬化が進行し、冠動脈が詰まるリスクが高まるため、心筋梗塞の発症につながります

5. 慢性炎症の影響
肥満は、体内に慢性炎症を引き起こす原因にもなります。脂肪細胞はアディポカインという炎症性物質を分泌し、この炎症が血管にダメージを与えます。慢性的な炎症は動脈硬化を悪化させ、心血管疾患のリスクを増大させます

6. メタボリックシンドロームのリスク
肥満、特に内臓肥満は、メタボリックシンドロームの主要な要素であり、これには高血圧、脂質異常症、インスリン抵抗性が含まれます。これらが複合的に作用することで、心筋梗塞のリスクがさらに高まります

いかがでしょう? おそろしいですよねびっくり

でも、肥満を改善することで、“心筋梗塞”や“脳梗塞”のリスクを大幅に減らすことができます

1.食事の改善: 脂質や糖質の摂取を控え、野菜や魚、全粒穀物を中心にしたバランスの良い食事を心がけましょう

2.運動習慣の確立: ジムでの運動や当院での“スティムシュアでの寝てるだけ筋トレ&有酸素運動”を定期的に行うことで、体脂肪を減らし、心血管の健康を改善します

3.禁煙・節酒: 喫煙や過剰な飲酒は心筋梗塞のリスクを高めるため、これらの習慣を見直すことが推奨されます

肥満をコントロールすることは、“心筋梗塞”や“脳梗塞”だけでなく、その他の生活習慣病の予防にもつながります

「ダイエット治療は最善最良の予防医療/医学」です

人生100年時代、ダイエット治療医と共に健康な人生を謳歌しませんか?

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