毎日、肥満の患者さまへダイエット治療をご提供していると、特に女性の患者さまの多くにひどい便秘の方を拝見します
肥満と便秘には医学的にも関連性があり、逆に医療ダイエット治療を施すと治ります
今回は肥満と便秘の関連性と、ダイエット治療(特に、スティムシュア)の有効性について解説しますね
1. 食生活の影響
•高カロリー・低繊維の食事: 肥満の原因となる食生活(高脂肪、高糖質、低繊維の食事)は、便秘を引き起こすことがあります。食物繊維が不足すると、便のかさが減り、腸の動きが鈍くなるため、便秘になりやすくなります
•水分不足: 高カロリー食の中で、清涼飲料水やアルコールを多く摂取すると、実際の水分補給が不足し、便が硬くなり便秘につながることもあります
2. 腹筋の筋力低下と運動不足
肥満の人は腹筋が極端に弱く、それが便秘を引き起こす要因になります。また、運動不足は腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)が弱くなり、便の移動が遅くなるため、さらに便秘を悪化させることがあります
3. 腸内環境の変化
肥満の人では、腸内細菌のバランスが乱れやすく、これが便秘に影響を与えることがあります。腸内細菌は消化や便の形成に重要な役割を果たしており、肥満による食生活の変化や腸内環境の悪化が便秘を引き起こすことがあります
4. ホルモンの影響
肥満はホルモンバランスにも影響を与えることがあり、特にレプチンやインスリンなどのホルモンが関与しています。これらのホルモンの異常は、腸の機能にも影響を与え、便秘を引き起こすことがあります
5. ストレスと心理的要因
肥満はストレスや不安を引き起こすことがあり、これが消化管にも影響を与えます。ストレスが自律神経を乱し、腸の働きが鈍くなると便秘につながります。また、肥満による自己評価の低下や精神的な不調も便秘を悪化させることがあります
6. 慢性的な炎症
肥満は体内に慢性的な炎症を引き起こし、これが腸の機能にも影響する可能性があります。腸内の炎症は消化や便の排出に悪影響を及ぼし、便秘の原因となることがあります
いかがでしょうか?
実は、肥満と便秘には上記のような関連性があります
肥満と便秘の関連を改善するためには、バランスの取れた食事(食物繊維の多い野菜や果物、全粒穀物の摂取)、十分な水分摂取、そして腹筋の強化を中心とした全身の筋力強化が有効です。また、腸内環境を整えるために、プロバイオティクスやプレバイオティクスを含む食品を摂取することも助けになります
当院では、上記に加えてスティムシュアによる腹直筋や腹斜筋などの腹圧を上げるのに効果的な筋肉の強化を中心に便秘治療をご提供いたしております
毎日気持ちよく排便するためには、腸内環境を整えつつ、スティムシュアで便を排出する力をしっかり付けることが重要です
頑固な便秘も、ぜひダイエットクリニックへお任せください