内臓脂肪肥満(内臓肥満)は、皮下脂肪肥満と比べてさまざまな疾病の原因となり、予防が重要です
本稿では、内臓肥満により引き起こされる疾病について解説します
腹部肥満は、内臓周りに過剰な脂肪が蓄積される状態を指し、さまざまな健康障害のリスクを高めます。皮下脂肪と比較して、内臓脂肪は特に代謝に悪影響を及ぼしやすく、多くの生活習慣病と関連しています
1. 糖尿病（特に2型糖尿病）
内臓脂肪が増加するとインスリン抵抗性が高まり、血糖値を正常に保つことが難しくなります。これにより、糖尿病のリスクが大幅に増加します
2. 高血圧
内臓脂肪が多いと、血管が硬くなりやすく、血圧が上昇します。高血圧は心臓病や脳卒中の主要なリスクファクターです
3. 脂質異常症
内臓脂肪は悪玉コレステロール（LDL）や中性脂肪を増加させ、善玉コレステロール（HDL）を減少させるため、脂質異常症を引き起こします。これにより、動脈硬化が進行し、心血管疾患のリスクが高まります
4. 心血管疾患
内臓脂肪肥満は、心臓に負担をかけるとともに、動脈硬化のリスクを高め、心筋梗塞や狭心症などの心血管疾患のリスクを増大させます
5. 脳卒中
内臓脂肪の増加により、動脈硬化や血管への負担が増すことで、脳梗塞や脳出血などの脳卒中のリスクが高まります。
6. メタボリックシンドローム
内臓脂肪肥満は、メタボリックシンドロームの中心的な要因です。これには、高血圧、脂質異常症、糖尿病予備軍などの症状が複合的に現れ、これらが放置されると心血管疾患のリスクがさらに高まります
7. 脂肪肝
内臓脂肪が蓄積すると、肝臓にも脂肪が蓄積され、非アルコール性脂肪性肝疾患（NAFLD）や非アルコール性脂肪性肝炎（NASH）を引き起こす可能性があります。これが進行すると、肝硬変や肝がんのリスクも高まります
8. 睡眠時無呼吸症候群
内臓脂肪肥満は、首や喉の周りにも脂肪がつくため、気道が狭くなり、睡眠中に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」のリスクが増します。これにより、十分な睡眠が取れず、日中の疲労や集中力の低下が生じます
9. ホルモンバランスの乱れ
内臓脂肪は、アディポカインという脂肪細胞から分泌される物質により、ホルモンバランスを乱すことが知られています。これが、糖尿病や心血管疾患などのリスクをさらに高めます
10. がんのリスク増加
内臓脂肪肥満は、一部のがん（大腸がん、乳がん、子宮がんなど）のリスクを高めることが研究で示されています。慢性的な炎症やホルモンの変化が原因とされています
いかがでしょう？
内臓肥満はとても恐ろしい疾病を引き起こしますので、以下のようにダイエット治療医との連携による治療が必要です
•食事改善: バランスの取れた食事、特に野菜や食物繊維を多く摂取し、糖質制限を厳密にする必要があります
•運動習慣: 有酸素運動や筋力トレーニングを取り入れて定期的に運動を行うことが重要ですが、当院では「スティムシュア」による“楽チン筋トレ🏋️”により筋力強化/脂肪燃焼/基礎代謝改善 を特別なトレーニングを必要とせずに簡単に獲得できます
•生活習慣の見直し: 十分な睡眠やストレス管理ならびに飲酒を控えたり糖質制限に取り組むことも、内臓脂肪の蓄積を防ぐために重要です
内臓肥満は、適切な医療ダイエット治療と生活習慣を改善することで予防が可能です。早めの対策が健康維持に繋がります
※浜松PETセンターHPより引用
