当院へは「ダイエット治療で痩せたい」というリクエストの他に、「ダイエットして、足腰の痛みを軽減したい」というリクエストで受診される中高年以降の肥満患者さまが多くおられます
極度の肥満による膝や腰の痛みは体重増加に伴う膝関節や腰椎への物理的ストレスや変形が原因で、中高年の男女には多く見られる問題ですが、適切な医療ダイエット治療によって症状を緩和できます
今回は、肥満による足腰の痛みのメカニズムと、医療ダイエット治療がどのように効果を示すかを解説しますね
<肥満による足腰の関節への悪影響>
1. 関節への過剰な負担
• 体重が増えると、特に膝関節や腰椎にかかる圧力が増加します。たとえば、1kgの体重増加は膝への負担を約4kg増加させると言われています
• 長期間の負担は、変形性膝関節症や腰痛(椎間板への圧迫)を引き起こします
2. 炎症の促進
•肥満は体内の慢性炎症を促進し、関節の炎症や痛みを悪化させます。脂肪細胞が炎症性物質(サイトカイン)を分泌するためです
<医療ダイエット治療の効果>
ダイエット治療によって体重が減少すると、具体的には以下のようなメリットがあります
1. 膝や腰への負担の軽減:体重を5~10%減少させるだけでも、関節への負担が大幅に軽減され、痛みが緩和されることがあります
2. 炎症の軽減:ダイエット治療により皮下脂肪や内臓脂肪の脂肪細胞が減少し、炎症性物質の分泌が抑制されます。これにより、関節や周囲組織の炎症が軽減されます
3. 生活の質の向上:減量に伴い、動きやすさが改善され、運動の継続が可能になります。これがさらに筋力を維持・向上させ、痛みの緩和につながります
<ダイエット治療医監督下でのダイエット治療アプローチ>
1. 食事療法
•低糖質/低カロリー・高蛋白の食事を心がける(例:野菜、果物、タンパク質を中心に)
• 炭水化物を適度に制限し(糖質制限)、脂質を減らしすぎないことが重要です。
2. 運動療法やダイエット治療装置(スカルプシュア、スティムシュア)での施術、内科的治療 等
•関節に優しい運動を選ぶ(例:ウォーキング、水中運動、ヨガ)
•スティムシュア(電磁パルス波筋力増強治療装置)で、“寝ているだけで、楽ちん筋トレ”を施術する
•ダイエット治療医による診療とダイエット補助薬などによる内科的治療
•スカルプシュア(医療用レーザー皮下脂肪溶解除去治療装置)による皮下脂肪溶解除去
いかがでしょうか?
当院では、医療ダイエット治療による肥満改善/体重減少の他、全身の痛みに対するTENS(治療的電気刺激疼痛緩和治療)による疼痛除去も併せてご提供いたしております
“太って、膝や足腰が痛い”という方は、悩まずに、お近くのダイエット治療医へご相談されることをお勧めします