“太る”って、ぶっちゃけ何なん?

突然ですが、みなさんは“太る(肥満)”を説明できますか?

本稿では、“肥満(太る)”という現象と皮下脂肪や内臓脂肪にある“脂肪細胞”について医学的に掘り下げたいと思いますニコニコ

肥満(太る)になると、脂肪細胞(脂肪組織)は数や大きさにおいて以下のような変化をします

1. 脂肪細胞の肥大化

    •    肥満の初期段階では、脂肪細胞一つ一つが大きくなることで体内の脂肪を蓄積します。この現象を「脂肪細胞の肥大」と呼びます

    •    脂肪細胞内の中性脂肪(トリグリセリド)が増え、細胞の体積が拡大します

    •    正常な脂肪細胞の直径は50~60μm程度ですが、肥満が進むと100μm以上になる場合もあります

2. 脂肪細胞の増殖

    •    肥満が進行し、脂肪細胞が一定のサイズ(肥大化の限界)に達すると、新しい脂肪細胞が前駆脂肪細胞(未熟な脂肪細胞)から分化・増殖します。この現象を「脂肪細胞の増殖」と呼びます

    •    このように、脂肪細胞の数が増えることで、さらに脂肪を蓄えることが可能になります

    •    一般的に、脂肪細胞の数は肥満になると2~3倍に増えることがあります

3. 慢性的な炎症反応

    •    肥大化した脂肪細胞は酸素供給が不足しやすくなり、酸素欠乏状態(低酸素状態)になります。これにより、脂肪細胞から炎症性物質(サイトカイン)が分泌され、慢性的な炎症が引き起こされます

    •    この炎症は、インスリン抵抗性や糖尿病、心血管疾患などのリスクを高めます

4. 脂肪細胞の分布と性質の変化

    •    肥満が進むと、皮下脂肪だけでなく、内臓脂肪が増えます。特に内臓脂肪は代謝が活発であり、インスリン抵抗性やメタボリックシンドロームに関連しています。特に“インスリン抵抗性”は糖尿病を発生させるので、特に注意が必要です

    •    内臓脂肪細胞は皮下脂肪細胞に比べて、炎症性サイトカインや脂肪酸を多く分泌するため、生活習慣病のリスクが高まります

5. 断食後の脂肪細胞の変化

    •    食欲を抑える💊の服用や断食/食事制限をすると脂肪細胞の大きさは一時的には小さくなるものの、一度増加した脂肪細胞の数は減りません

    •    そのため、肥満状態が長期間続いた場合、脂肪細胞の数が多いままであるため、必ずリバウンドしますます

いかがでしょうか?

肥満(太る)では、脂肪細胞はまず肥大化し、その後増殖することで脂肪を蓄積します。また、肥大化した脂肪細胞から分泌される炎症性物質が、健康リスクを高める一因となります(糖尿病などの生活習慣病、脳梗塞、心筋梗塞 等の心血管疾患)

当院では、「脂肪細胞を減らす」「脂肪を燃焼する」「脂肪を蓄えないようにする」「食欲は抑えず、正しい糖質制限を学習して、ケトーシスにより勝手に脂肪が燃える身体を作る」の4段階のプログラムを通じて、リバウンドしにくいスリム&ダイエット治療を提供しています

1)脂肪細胞を減らす;スカルプシュア

2)脂肪を燃焼する;スティムシュア、ダイエット補助薬

3)糖質燃焼→脂肪燃焼へ;正しい食べ方を学び、“ケトーシス”による脂肪を燃やせる体づくりのお手伝い

ダイエット治療や肥満予防は、ダイエット治療医との二人三脚での共同作業です

お気軽に、お近くのダイエット治療医へお気軽にご相談くださいウインク

当院での診療費のお支払いはキャッシュレス決済のみの対応です
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