
みなさん、パンやうどんにラーメンなど、小麦よりできた多くの食品はお好きですか?
小麦は世界中で広く消費されている穀物ですが、実は健康に悪影響を及ぼす可能性がある食物でもあります。
本稿では、小麦の健康に対する有害性について解説します。
1. グルテン関連疾患:
- セリアック病: 自己免疫疾患であり、グルテンを摂取すると小腸の粘膜が損傷し、栄養吸収不良を引き起こします。遺伝的な要因を持つ人に発症し、下痢、腹痛、体重減少、疲労感など様々な症状が現れます。
- 非セリアック・グルテン過敏症(グルテン不耐症): セリアック病ではないものの、グルテンを摂取することで消化器系の不調(腹痛、膨満感、下痢など)、疲労感、頭痛、集中力低下などの症状が現れます。セリアック病とは異なり、小腸の明確な損傷は見られません。
- 小麦アレルギー: 小麦に含まれる特定のタンパク質に対して免疫システムが過剰に反応するアレルギー反応です。皮膚のかゆみやじんましん、吐き気、腹痛、呼吸困難など、様々な症状を引き起こす可能性があります。重症の場合はアナフィラキシーショックを起こすこともあります。
2. 血糖値の急上昇:
- 小麦粉は精製されていることが多く、消化吸収が速いため、食後の血糖値を急激に上昇させる可能性があります。血糖値の急激な上昇は、インスリンの過剰分泌を招き、脂肪の蓄積を促進したり、血糖値の乱高下による眠気や倦怠感を引き起こしたりする可能性があります。
3. 腸の炎症とリーキーガット:
- グルテンは消化されにくいタンパク質であり、腸内で炎症を引き起こす可能性が指摘されています。
- 慢性的な炎症は、腸の粘膜のバリア機能を低下させ、「リーキーガット症候群」と呼ばれる状態を引き起こす可能性があります。リーキーガットとは、本来腸内に留まるべき未消化の食物や細菌などが血液中に漏れ出し、全身の炎症や免疫系の異常を引き起こすと考えられている状態です。
4. その他の可能性:
- 一部の研究では、小麦の摂取が特定の自己免疫疾患や神経系の疾患と関連している可能性も示唆されていますが、まだ明確な結論は出ていません。
- 現代の小麦は品種改良によりグルテン含有量が増加しているという指摘もあり、これがグルテン関連の不調が増えている一因ではないかという意見もあります。
いかがでしょうか?
私たち日本人は古(いにしえ)より天照大神より賜った稲作の民であり、古来より“お米”を主食として食してきた民族です。そのため、私たち日本人の胃や腸はお米を消化吸収するようにできています。
小麦は美味しく魅力的な食品ですが、上記のようなグルテン関連疾患を持つ方々や小麦に対して過敏な体質を持つ方々にとっては様々な健康問題を引き起こす可能性があります。